文学聖地巡礼 / LITERARY STILLS / 主に日本でパブリックドメインの文学作品をテーマにしたTシャツを販売しています。

© 47storiesJP

山形 / 斎藤茂吉『最上川』

Saito Mokichi “The Mogami River”
First published:1938
Location:Oishida, Yamagata, Japan

作家
斎藤茂吉

初出
1938年

川の流れと周囲の山河、そこに暮らす人々の気配を、医師であり歌人でもある眼で捉える随筆。景観の記述は写生に見えつつ、故郷感情や身体感覚、時代の気分が混ざり、自然が内面の鏡として働く。土地の具体と抒情が往復し、短歌的な凝縮が文体に残る。

大石田町 最上川

こんな広い川を見るのは生れて初てである。

英訳

It was the first time in my life I had seen such a wide river.

サマリー

引用文の概要と背景

歌人として知られる茂吉が、故郷・山形県を流れる最上川を旅した際に記した散文(エッセイ)の一節です。

文脈

茂吉が最上川の中流にある百目木(どめき)という地に宿泊した際、目の前を流れる川を見てその巨大さに衝撃を受けた場面です。

解説

茂吉は山形出身ですが、この地点での圧倒的な川幅と水量を目の当たりにし、そのスケールに改めて畏敬の念を抱いています。 あえて「生れて初て(はじめて)」という飾らない子供のような言葉を使うことで、それまで見てきたどの川とも違う、最上川の雄大さと自然の力強さに対する、純粋で直感的な驚きが強調されています。

Spotify

T-shirt Design

この作品は未発売です。下記よりご連絡いただければ販売いたします。

You might be interested in …